融資の返済金を着服

　顧客から預かった融資の返済金約１２００万円を着服したとして、警視庁捜査２課は１８日、社団法人「東京都信用金庫協会」（東京都中央区）の元債権管理部次長、大沢一男容疑者（５７）＝葛飾区南水元４＝を業務上横領容疑で逮捕した。０１年９月～０４年３月の間に顧客の会社３社と２人から計２４００万円を着服したとみて追及する。
　調べでは、大沢容疑者は０１年１０月～０４年３月、都内の不動産会社から融資の返済金として預かった現金計１２００万円を着服した疑い。「競馬や住宅ローンの返済に充てた」と容疑を認めている。
　大沢容疑者は亀有信用金庫（葛飾区）から同協会に出向中だった。領収書や入金証明書を偽造して着服を隠していたが、０４年５月ごろ顧客から債務残高の問い合わせがあり発覚。同年７月に懲戒解雇された。同協会には都内に本店を置く２３の信金が加盟している。

毎日新聞ニュースより

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